■出水駅

鹿児島県出水市にあるこの駅は、『風が吹き抜ける駅』がコンセプトです。鹿児島の駅ということで、置いてある駅弁も『かごんま黒豚弁当』や『鹿児島黒豚赤ワインステーキ弁当』など、名産の黒豚を推しています。

出水市といえば、『鹿児島のツルおよびその渡来地』として特別天然記念物指定されていることで有名です。10月から3月にかけて、毎年12000羽ものナベヅルやマナヅルが越冬のため飛来してきます。

その歴史は古く、江戸時代に薩摩藩が開拓した地に降り立つようになり、藩が保護するように命じたことが記録として残っています。実は、日本で野生のツルが毎年飛来してくるのは、北海道東部と山口県周南市と、この出水市しかありません。

そんなツルを間近で見ることが出来るのが、出水市ツル観察センター。11月1日からオープンし、翌年3月の第4月曜まで、360度の大パノラマを楽しむことが出来ます。また、ツル博物館クレインパークイズミでは、ツルに関するさまざまな情報を展示されています。出水市のホームページ内にある同施設のページでは、ライブカメラで現在のツルの様子を確認することが出来ます。

出水市は薩摩島津家の本拠だったことで、縁のある名所史跡が残されています。薩摩藩士の住宅兼陣地として建設された出水麓武家屋敷群は、現在『武宮邸』、『税所邸』、『竹添邸』が公開されています。竹添邸はNHK大河ドラマ『篤姫』のロケが行われた場所でもあります。天気の良い日は、武家屋敷をサイクリング出来ます。そして、この武家屋敷と出水市ツル観察センターを、なんと牛車(牛で牽引する籠車)で遊覧することが出来ます。武家屋敷コースは所用時間40分、出水市ツル観察センターは25分です。

島津縁の名所は他にも、野田武家屋敷通り、肥後の国との国境だった境橋、厳重な取締りを行っていたという野間之関所、初代用久から七代目忠辰までの薩摩島津家の墓などがあります。島津家初代忠久が建立した日本最古の禅寺、感応禅寺では県指定重要文化財に指定されている『十一面観世音菩薩像』や『脇立四天王像』が保管されています。また、出水には日本一のお地蔵さん、日本一の大鈴がある箱崎八幡神社があり、東光山公園は九州新幹線が走る様子を見ることが出来て、天気が良ければ東シナ海や天草の島々までが見渡せます。

出水市観光協会のホームページでは、季節に応じたおすすめの観光コースや周遊バス・タクシーを案内しています。

出水市出身の有名人には、料理の鉄人で知られる坂井宏行さんがいます。